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ヨーロッパ最高峰で得たもの

ヨーロッパ最高峰に立って1カ月が経ちました。

8月5日(日)10:00(現地時間)に
ヨーロッパ最高峰のエルブルース山頂(5,652m)に立ちました。

サミット当日は、快晴でしたが風が強く、
5100mを出発時点で気温は-25℃、風速10m/秒以上はあったと思います。

体感温度-35℃の世界から、ほとんど休憩せずに約4時間半、
隊の全員がサミットすることができました。

ここに至るまでの過程が
いろいろとありすぎて
山頂目前から涙が止まりませんでした。

順調に登れた訳ではなかったから。

気をつけていたはずなのに
3,900mの小屋に上がった初日から食べ過ぎて胃もたれ。
前回のキリマンジャロ同様
高山病になってしまいました。

翌日の朝から体調が悪かったですが
歩き出したら治まりました。

前回、体験済みだったので
対処法もわかっていたし、回復するのもわかっていたので
想定内とはいえ、回復の速さに自分でも驚きました。

しかし、それ以上に深刻だったのが
チームメンバー間で登山に対する価値観が全然違ったことです。

【自分の価値観】
・サミットよりも過程が大事!
・全ての区間を歩きたい。
・自分の足で歩き高所順応したところ(4,700m)までなら雪上車の利用はOK

【他のメンバーの価値観】
・サミットすることが大事
・とにかくサミットへのリスクを減らしたい。
・行けるところ(5,100m)まで雪上車での行きたい!

1mmも譲る気がない自分と
妥協案を提案するメンバー

何度も会議が行われました。

自分のプロジェクトだし
自分のやり方でやりきる。

そのためのトレーニングを積んできたし、
リスクを下げるという理由で自分のポリシーは曲げたくない。

最終的にアタック前日に5,100mまで順応し、
アタックは5,100mまで雪上車で上がるに落ち着きました。

が、実際に前日の順応中に体調が万全ではない仲間を気づかうことなく
ひたすら5,100mを目指す気満々の僕に対し、仲間がキレました。

「自分勝手過ぎるだろ!」
「3人で山頂に行くんだろ!」

そのときに、キリマンジャロ登山のことが思い浮かびました。

第1弾キリマンジャロへの挑戦のとき
とにかく何がなんでもサミットする。
絶対に自分が旗を持って行くんだ!と強い気持ちで挑みました。

山頂までは全員でなんとか登ることができましたが、
時間もかかり過ぎたし、仲間が動けない状態でした。
山頂から最高峰の地点となっているピークまでは往復2~3時間。
下山の時間を考えると厳しい状況でした。

ガイドに「このままでは全員サミットできない」「隊を2つに分ける」
と言われたときに、即答で「僕は行きたい!」と返事しました。

その結果、動けなくなった仲間を置いてのサミットでした。

正直なところ景色もあまり覚えていなし、
喜びもありませんでした。

今回は、前回のような思いはしたくない。

「何がなんでも3人で山頂に行くんだ!」

それから、自我を捨て
仲間と山頂に立つための選択に変えました。

だから、最後の急登を上がり、
苦しむ仲間に「行ける!行ける!」って声をかけながら
山頂目前で3人で山頂に立てると思ったら涙が止まりませんでした。

山頂で仲間と抱き合って喜びました。

自分のこだわり、ポリシーを貫くよりも
仲間と喜びを分かち合えたことの方が何十倍も価値がありました。

そして、自分のこだわり、ポリシーって捨ててみると、
意外とたいしたことなかったです。
何でそんなにこだわっていたんだって(笑)

僕は冒険家ではない。
前人未到や限界にチャレンジする必要なんてない。

みんなが幸せな結末が大事。

ヨーロッパ最高峰で
大切なことを学びました。

3人で登れたからこそ
その後のロシアでの時間が素晴らしいものになりました。

みんなでやり遂げるということが
大事なんだと思いました。

もし、誰かが登れなかったら
その後の旅が楽しめなかったと思う。

お互い本気だったから衝突したし
だからこそ、自我を捨てるという経験ができました。

だから、一緒に登ってくれた仲間に感謝!

そして、生涯の友ができました。

これまで登山でのチームビルディングをやってきましたが
今回、登山によるチームビルディングの効果を自分が一番体験しました。

ヨーロッパ最高峰での経験を活かし
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